TOSHIBA EMI/EMS-80005
 
EMI/EMC 3028 (UK ORIGINAL)
 
アメリカ以外では世界各地でリリースされましたが、オリビアはこのアルバムを正式なスタジオ・アルバムとは看做していないようです。とは言え、出来は決して悪くなく曲も歌唱も素晴らしいと思います。
オリビアの日本盤 LP は海外のオリジナル盤と比べて大きな音質劣化がないのですが、このアルバムだけはやや劣化が気になりました。オリジナルは UK 盤です。EMI からリリースされましたが、原盤権はフェスティバル・レコーズが持っていました。

 

 

 

CD JP TOCP-3455 Front CD JP TOCP-3455 Back
Universal / UICY-94710 (2010 JAPAN Paper Sleeve CD)
 
Festival AUS CD Front Festival AUS CD Back
Warner Music Australia / D35230
 

日本で初めてCD化されたのは何と2010年の秋でした。世界的にもほとんどCD化されていないようです。唯一の例外はオーストラリアで、1990年にCD化されています。その後1998年に有名な大音圧リマスターCDをリリース、フェスティバル消滅後はワーナー・ミュージック・オーストラリアより同じ内容のCDがリリースされました。
日本盤CDは英国オリジナル盤LPを模して作られたようですが、さすがにEMIロゴやカタログ・ナンバーまでは無理だったようです。(笑)

 

 

 

 

Side One
Side Two
↑曲名をクリックすると対訳・解説ページにとびます。
私の対訳は直訳スタイルです。
意訳に比べてどうしても日本語的にこなれない部分が出てきますが、少しでも元詩の意味を正確に伝える、という目的でそうしています。
また、元詩の英文もふつうなら*Repeat等とするところをあえて全て書き出しています。これは、英語の苦手な方が曲に合わせて歌詞をそのまま追えるように、との配慮からです。
ある言語を別の言語に100%翻訳することは根本的に不可能(言語というものは、その言語を使う民族の生活・文化と密接に結びついており、英語を使う民族の生活・文化と日本人の生活・文化は異なるため)ですので、ご了承下さい。
また私の歌詞・訳文ともに完璧からは程遠いものです。「ここの箇所おかしいんじゃない?」という場合はぜひメール下さい。

 

 

Arranged by John Farrar*
Arranged by Nick Ingman**
Arranged by Brian Bennett***
Arranged by Alan Hawkshaw****
Recorded at EMI and CSS Studios, London
Recording engineers : Peter Vince and Simon Skolfield
Sleeve design : Brian Palmer
Front sleeve photograph : John Kelly
Back sleeve photograph : Central Stills Library, BBC-TV
Produced by John Farrar
A Festival Records International Production

 

1974年6月にリリースされた4枚目のアルバムで、アメリカでは少し内容を変えて "If You Love Me, Let Me Know" が発売されました。
このアルバムに納められている曲のうち、半分(Nick IngmanとBrian Bennettにアレンジされた曲)はユーロビジョン・ソング・コンテストで歌われたものです。
Nick Ingmanは主にロンドンの音楽シーンで活躍している著名な作曲家・編曲家・指揮者で、たくさんのヒット曲に関わっています。
Brian Bennettは約30年にわたってThe Shadowsのドラマーをつとめあげました。
ユーロビジョン・ソング・コンテストは残念ながらアバのウォータールーに優勝を奪われてしまいましたが、オリビアの当日の模様を見るとベストを尽くしている様子がヒシヒシと伝わってきます。
ちなみに国内の予選の結果は以下のようでした。(en.wikipedia.org より)

"Long Live Love" の人気が突出していて "Loving You Ain't Easy" と "Someday" の2曲が極端に不人気であるのが分かります。

このアルバムには彼女の代表曲の一つでグラミー賞を受賞した"I Honestly Love You"(愛の告白)も含まれています。 このアルバムは、どうもこのアルバム用として録音されたものではなく、アルバム用にたくさん録音した中からこの12曲を選んで編集し、"Long Live Love"としてユーロビジョン・ソング・コンテストに合わせて発売したもののようです(あくまで憶測ですが...)

このアルバムでは、今までの録音と比べて少し洗練された、都会っぽい感じに変化しています。
ちょうど次の"Have You Never Been Mellow"で起こる大きな変化への過渡期的な、中間的音です。
以前の雰囲気も残しつつ少し変化した、という感じです。

また、日本盤LPはアルバム全体を通じてやや音がこもり気味のように感じます。録音そのものの問題のように感じますが、ひょっとしたら日本盤のマスター・テープの問題かも知れません。

収録曲は素晴らしい曲が多く、ジャケットの美しい写真も手伝ってかこのアルバムのファンは意外に多いのでは?と思われます。

■シングル・カット
1974年3月 "Long Live Love/Angel Eyes" →全英チャートで11位
1974年8月 "I Honestly Love You/Home Ain't Home Anymore" →全米 No.1 ヒット!

 

 

 

 

 

 

 

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