Long Live Love/青空の天使
(Song & Lyric by Valerie Avon/Harold Spiro)

 

Arranged by Nick Ingman
B. Feldman & Co. Ltd.

 

日本版 LP Long Live Love(EMI/EMS-80005)時間:2'43" 日本版 CD Twin Best Now(TOCP-7321)ピーク:97.6%
オランダ版 CD I Honestly Love You(SE 865722)ピーク:98% 日本版 CD The Definitive Collection(UICY-1164)ピーク:97.9%
日本版 CD The Best of Olivia Newton John(TOCP-50106)ピーク:99.9% 日本版 CD The Best of Olivia Newton John(TOCP-53362)ピーク:97.9%

彼女の初期の代表曲の一つであり、収録度合いも割とある方です。
上にあげたスペクトラムのうち CD のものは手持ちの6曲分をあげましたが、全て微妙に音が違っています。
手持ちの CD のうち、完全にバイナリ一致したのは、日本版の "Early Olivia" (EMI/CP21-6072) と "The Best Of Olivia Newton John" (EMI/TOCP-50106) のみでした。
("Definitive Collection" の¥2,548版(UICY-1164)と¥1,470版(UICY-9835)はもちろん全く同一)

CD の音は "The Definitive Collection" 以外は似た音になっています。強いて言うなら、"Early Olivia" はややおとなしい、平たんな音で、"The Best Of" (TOCP-53362) と"I Honestly" (SE 865722) は少しパンチの効いた音、"The Definitive" は低音の迫力が増し明らかに他と違う音になっています。
LP(日本盤)はややこもり気味で平たんな音です。
また、全てのバージョンにおいて曲の一番最後にノイズが入っています。(フェーダーのガリノイズのように聴こえます)


 

歌詞
対訳

Long, long live love
Love is to care
Caring and sharing
Long, long live love

All the kids like ten tin soldiers in a row
Followed hand in hand
Sister Anna carrying the banner
for the Sally Annie band
Singing songs of praise and glory
We all learn to love their story
Good things are coming to ya
Glory, glory, hallelujah

Long, long live love
As long as we live
Living for giving
Long, long live love

On a wet day, dry day, great to be a live day
Brother takes the stand
Cymbals ringing
Everybody singing with the Sally Annie band
Just a band of happy people
Teaching, preaching, love is equal
When you feel the Spirit move ya
Glory, glory, hallelujah

Long, long live love
Love is to care
Caring and sharing
Long, long live love, love, love, love, love

Oh Long, long live love
As long as we live
Living for giving
Long, long live love

愛よ永遠に
愛とは気づかうこと
気づかい分かち合うこと
愛よ永遠に

並んだ10人のブリキの兵隊のように
子供達は皆手をつないで続いていった
修道女アンナはサリー・アニー・バンドの為に
賛美と栄光の歌を歌いながら
旗を運んでいる
私たちはみなその物語を愛することを学ぶ
良いことがあなたに訪れようとしている
ありがたい、ありがたい、主をほめ讃えよ

私たちが生き続ける限り
愛よ永遠に
与えるために生きること
愛よ永遠に

じめじめした日も乾いた日も生き生きとした一日であることは偉大なこと
修道士は位置につく
シンバルが鳴り響き
皆サリー・アニー・バンドに合わせて歌っている
実に幸せな人々の一群が
愛は平等であると教え、説教する
聖霊があなたの感情をかきたてたと感じたら
ありがたい、ありがたい、主をほめ讃えよ

愛よ永遠に
愛とは気づかうこと
気づかい分かち合うこと
愛よ、愛よ、愛よ、愛よ、愛よ永遠に

ああ、私たちが生き続ける限り
愛よ永遠に
与えるために生きること
愛よ永遠に

※2011.4.6 竹内さんからのアドバイスで歌詞・対訳を一部変更しました。竹内さん、ありがとうございました。

 

ユーロビジョン・ソング・コンテストの曲です。優勝を逃したせいもあるのか、彼女はこの曲があまり好きではないようです。でもなかなかいい曲だと思うのは私だけでしょうか?
日本ではシングル・カットされましたし、ドイツ語版も録音されたので、レコード会社はこの曲にかなり期待していたようですね。当然ヨーロッパ各国でもリリースされ、本国イギリスでは11位まで上るヒットとなりました。
ネット時代以前の日本では彼女がこの曲を嫌っていたということはほとんど知られていなかったように思います。ただ「そよ風の誘惑」の日本盤 LP のライナーに興味深い記述がありました。DJ のマーク・ヘーゲンが国際電話でインタビューした時の抜粋です。

マーク: あなたの曲には色んな違った要素が入りまじっているように見受けられますが・・・・・・

オリビア: そんなふうにおっしゃる方は少ないんですよ、ほとんどの人が私をカントリー・ウェスタンの歌手だと思われているんですけれど、ほんとうはそうじゃないんです。

マーク: そうですね。私はポップの要素もたいへんにあると思いますよ、「LONG LIVE LOVE」なんか。

オリビア: あれは全く違ったものなんですよ。TV のソング・コンテスト用のものに特に作られたもので私の代表曲にちょっとならないのですよ。あれが聴取者が選んだので、だから私の他の作品と違う訳です。

当時は何気なく読んでいたこのインタビューですが、今読むと頷ける内容ですね。これらはアメリカでのカントリーの受賞に関連した騒動や彼女の Long Live Love 嫌いの件を知っていて初めて分かる内容だからです。Long Live Love に関しては彼女がこの曲ではなく Angel Eyes を歌いたがっていたということがずっと言われていました。様々な機会にそのように公言していたようです。オリビアの場合 TV 番組で候補の6曲を歌い、視聴者の投票で決まったのが Long Live Love でした。この頃丁度彼女は EMI に契約を移そうとしていたのですが、このおいしい商売は取り合いとなり、シングル盤は PYE から、アルバムは EMI からリリースされました。シングルのリリースでも混乱があり、最初は Angel Eyes が A 面としてプレスされたのですが、視聴者投票の結果を受けて急遽 A 面が Long Live Love に変更されました。マトリクス・コードに変更の跡が残っていて突然の変更だったことがうかがえます。ちなみに原盤権は Festival Records International が握っていました。EMI はこの後の Have You Never Been Mellow の原盤権は手に入れましたが、その後オリビアが渡米してしまったためその1枚で終わってしまいました。(イギリスでの販売はその後も EMI を通じて行われましたが・・・)

オリビアの Long Live Love 嫌いについて本人の口から直接確認したことはなかったのですが、たまたま YouTube で興味深いものを見つけてしまいました。

Olivia Newton-John - Long Live love
Thanks didjeridoo66

With John Travolta 1 With John Travolta 2
With John Travolta 3 With John Travolta 4
With John Travolta 5 With John Travolta 6

これを見ると、自分の意思と関係なく Long Live Love をイギリスを代表して歌わなければならなかったとはっきり述べています。また「アバに負けた」とも述べています。しかしある人と出会って考えを改め、今では Long Live Love が好きになった(!)とまで述べているではありませんか!この言葉を裏付けるように2013年春のイギリスツアーでは Long Live Love をステージで披露!さらにメドレーで Angel Eyes とアバの Waterloo (!!!)まで披露!さらにびっくりなのはジョージ・ハリスンの What Is Life まで歌っている!(いずれの曲も上記の関連動画で見ることができます)もう完全に吹っ切れていますね。ぜひ来日して日本でもやってほしいものです。それにしてもオリビアがステージで Long Live Love や Waterloo を歌う日が訪れるとは・・・ びっくりですね。まあイギリス以外ではやらない可能性大ですけれど。

Long Live Love - Manchester Apollo - 17 March Long Live Love- Live Royal Albert Hall
Long Live Love - Manchester Apollo - 17 March 2013
Long Live Love- Royal Albert Hall 2013
 
Angel Eyes  - The Brighton Centre 2013 Waterloo -  - The Brighton Centre 2013
Angel Eyes - The Brighton Centre 2013
Waterloo - The Brighton Centre 2013
 
What Is Life (Live at Royal Albert Hall)
What Is Life - Royal Albert Hall 2013

 


歌詞の対訳について、"ten tin"は熟語のようですが、よくわかりませんでした。キリスト教の歌のようですが、今一つ意味不明な訳になってしまいました。サリー・アニー・バンドは救世軍の楽団のことのようです。

 

ユーロビジョン・ソング・コンテストでは優勝こそ逃したものの、曲に合わせて元気一杯の歌唱を聴かせてくれます。オリビアは美しいブルーのドレスで登場し、向かって右手には5人ものバック・ヴォーカルを従え、ステージと観客の間には Nick Ingman が指揮するオーケストラが元気のいい演奏を奏でます。

 
↓プレビューの時の映像
 
↓ドイツの番組?でのプレビュー

 


■現在位置
Olivia ホーム ---> ディスコグラフィー ---> Long Live Love ---> Long Live Love

 

 

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