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MCA / MCA-389

 

 

MCA / MCAD-31017 (CD での再発版)

 

 

曲目
←曲名をクリックすると対訳・解説ページにとびます。
私の対訳は直訳スタイルです。
意訳に比べてどうしても日本語的にこなれない部分が出てきますが、少しでも元詩の意味を正確に伝える、という目的でそうしています。
また、元詩の英文もふつうなら*Repeat等とするところをあえて全て書き出しています。これは、英語の苦手な方が曲に合わせて歌詞をそのまま追えるように、との配慮からです。
ある言語を別の言語に100%翻訳することは根本的に不可能(言語というものは、その言語を使う民族の生活・文化と密接に結びついており、英語を使う民族の生活・文化と日本人の生活・文化は異なるため)ですので、ご了承下さい。
また私の歌詞・訳文ともに完璧からは程遠いものです。「ここの箇所おかしいんじゃない?」という場合はぜひメール下さい。
Side 1
1. Let Me Be There
2. Me And Bobby McGee
3. Banks Of The Ohio
4. Love Song
5. If Not For You
Side 2
6. Take Me Home Country Roads
7. Angel of The Morning
8. If I Could Read Your Mind
9. Help Me Make It Through The Night
10. Just A Little Too Much

 

Arranged and produced by Bruce Welch and John Farrar except for "Country Roads" by John Farrar
A Festival Records International Production

 

■コメント
オリビアのアメリカでのセカンド・アルバムです。
72年10月にイギリスで出したセカンド・アルバム "Olivia" はファースト・アルバムほど成功しませんでした。アメリカでのシングルも成功したのは最初の "If Not For You" だけで、その後の "Banks of The Ohio"、"What Is Life"、"Just A Little Too Much" は全く売れませんでした。そういう経緯もあってかイギリスで出したセカンド・アルバムのアメリカでのリリースは見送られました。
73年11月になってようやく新曲 "Let Me Be There" のシングルをリリースし、翌月にはこのアメリカでのセカンド・アルバムを出したのです。
この「新曲 "Let Me Be There"」は実はイギリスで6月にリリースして大コケした曲だったのですが、カントリー調の曲なので行けると踏んだのでしょうか?結果は74年2月に全米6位まで昇る大ヒットとなったのですから、世の中分からないものです。

このアメリカでのセカンド・アルバム "Let Me Be There" は純粋なオリジナル・スタジオ・アルバムではなく、イギリスで既にリリース済みの曲を寄せ集めた編集盤でした。ジャケットの裏面にはわざわざ「"Angel of The Morning" 以外の選曲は全て Uni および MCA レーベルで過去にリリース済みです」と謳われているぐらいですが、それにしてもこのアルバムの収録曲の半分強が前アルバムの収録曲というのはいかがなものか?という気はします。アルバム・リリースに2年間のブランクがあるとは言え、前のアルバムからは全米25位になった大ヒット曲も出ているのですから、いくら前のアルバムが売れなかったとは言っても大胆不敵な戦略と言ってよいでしょう。
片面の収録曲数は各5曲ずつとなっており時間にして15〜16分とかなり短くなっています。
また編集盤だから手を抜いたということでもないのでしょうが、アルバム・ジャケットは1年前にイギリスでリリースされた "Olivia" のものが若干色調を変えて流用されています。他にアルバム・タイトルとアーティスト名のロゴが付け加えられました。元々このジャケットのアートワークは有名なヒプノシスが担当していたのですが、このアメリカ盤 "Let Me Be There" ではクレジットされていません。
なお、このアルバムのレーベルは少なくとも3種類あることが分かっています。一つは「全ての選曲は Uni および MCA レーベルで過去にリリース済みです」の一文があるもの(上記画像の上段)、二番目はその記述のないもの(下段)、三番目は記述ありだがカタログ番号がダッシュなしで MCA 389 となっており、1曲目の印刷がセンター・ホールの上になっているものです。チャート・アクションはそれ程でもなかったものの、リリースから1年後にはゴールド認定されていますのでそれなりに売れたアルバムです。中古盤の流通もふつうに見かけます。
マトリクスについては6時の位置に MCA378 - W1(一例)、12時の位置にタリーによる数字が刻まれています。このアルバムは Side 1 が MCA378 、Side 2 が MCA379 となっており、カタログ番号の MCA-389 とは異なった記号が刻印されています。恐らくこれは原盤を意味する記号ではないかと思われます。ハイフンの後の W は意味不明ですが、その後の数字は恐らくラッカー盤を、12時の位置の数字はスタンパーを表しているのではないかと思います。(あくまで憶測です)スタンパーについては累計ではなく、ラッカー盤ごとに1から起算しているようです。

このアルバムにはゴードン・ライトフットの "If You Could Read My Mind" が収録されていますが、ジャケット・レーベル共に "If I Could Read Your Mind" と表記されています。これはアメリカでの前作 "If Not For You" でも同様でしたが、どういう意図があるんでしょうか?
あと、私の手持ち盤だけの問題かも知れませんが、前作の "If Not For You" (UNI 73117) は何世代も経た劣化マスターを使用したとしか思えない程酷い音質でしたが、この "Let Me Be There" では大きく改善され、普通に楽しめる音質になっています。ただし、"Love Song" の冒頭のピッチが不安定でおかしな音になっていますが。

このアルバムは上記画像にある1987年のリイシュー CD (MCA MCAD-31017) の他、MCA-3012 というリイシュー LP が出たようですが、この LP は1973年に既に出ていたとする情報と80年前後の再発盤だとする情報があります。ふつうに考えると80年前後に出た再発盤のはずですが、実際はどうなんでしょう?

■シングル・カット
1973年11月 "Let Me Be There/Maybe Then I'll Think of You " →1974年2月に全米チャートで6位

シングルが大ヒットした他、アルバム自体も全米チャート54位と健闘しました。

 

 

 

 

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