If not for you
Babe, I couldn't even find the door
I couldn't even see the floor
I'd be sad and blue
If not for you

If not for you
Babe, the night would see me wide awake
The day would surely have to break
It would not be new
If not for you

If not for you my sky would fall
Rain would gather, too
Without your love I'd be nowhere at all
I'd be lost if not for you

If not for you
The winter would hold no spring
Couldn't hear a robin sing
I just wouldn't have a clue
If not for you

If not for you my sky would fall
Rain would gather, too
Without your love I'd be nowhere at all
I'd be lost if not for you

If not for you
The winter would hold no spring
You couldn't hear a robin sing
I just wouldn't have a clue
If not for you

If not for you

この曲は「実質的デビュー・シングル」（"Till You Say You'll Be Mine"や"Toomorrow"やクリフとのデュエット等を除いて）と言うべき曲です。1971年2月に"The Biggest Clown"とのカップリングでシングル・カットされイギリスでかなりのヒットとなり、その後10月にファースト・アルバムに収録されたのです。
昔はこの曲がオリビアのデビュー曲とされていました。 正確にはデビュー・ヒットですね。ボブ・ディランの曲ですが、アレンジ的にはジョージ・ハリスンのバージョンのカバーとなっています。
彼女は「この曲を最初に聴いた時とても好きにはなれなかった」とコメントしています。でもジョン・ファーラーのポップなアレンジで、今聴いても古さを感じさせない仕上がりとなっているように思います。彼女の代表曲の一つですね。
ちなみに UK オリジナルのシングル・バージョンはモノラルとなっており、アルバム収録バージョンとは微妙にミックスが異なります。（※もしかしたらステレオ版もリリースされたのかも知れません）シングル・バージョンは出だしのスライド・ギターに厚みがないですし、ボーカルもリバーブが目立ちます。一番目立つのは最後のオルガンが鳴り続けるところですね。もしかしたらシングル・バージョンとアルバム・バージョンは全く別の録音なのかも知れません。シングル・バージョンは私の知る限りではCD化されていないようです。 なおシングル盤の時間表記は2分50秒になっていますが、実際には2分54秒あります。アルバムの方も表記は2分50秒ですが、実際は2分51秒です。

この曲を歌っている1971年当時の映像も今では YouTube で見ることができますが、いずれも口パクなのが残念です。
Only Olivia の情報によると1971年終わりにオーストラリアのテレビ15周年の特別番組で If Not For You が歌われたようです。ジャケット写真にも使われたドレスを身にまとい、いつものロングネックレスに大きな鍵のペンダントを付けています。白黒映像なのが残念。

 

1971年にフランスでもカラー放映されたようですが、Only Olivia に情報がないため番組名や放映時期等は不明です。
上のオーストラリアの時と同じドレスで歌っていますね。サウンドはモノラル・ミックスの方が用いられているようです。

 

1971年にドイツの Disco 71 という番組でも If Not For You を歌っています。口パクだと思うのですが、ボーカルにリバーブがかかっているように聴こえます。