AHARD RAID/66 カードのトラブル

 

 

私がパソコンを使い始めてから6年ほど経ちましたが個人的に一番進化が激しいと思うのはハードディスクです。使用歴5年以上のユーザーなら概ね同意して頂けるでしょう。

私が95年の年末に新品で初めて購入したPowerMac 7500/100 はミドルレンジの位置づけのマシンでしたが、内蔵していたハードディスク(以下HDD と略す)はCONNER 製の CFP1080S というSCSI-2 規格のドライブで、容量は1GBしかありませんでした。(このHDDは今でも外付けのケースに入れて現役で使っていますが、実に遅いドライブでイライラします。)

確か当時のDOS/Vマシンの入門機がIDEで2GBぐらいが標準だったように思います。その後96年9月末に初めての外付けHDDを購入したのですが、MELCO製のDSC-A2000 という SCSI-2 規格のドライブで、容量は2GB(中身はIBM のDORS-32160 という体感でかなり速く快適なドライブです。これも現役で使っています。)しかないのに税込で¥46,000余りもしたのでした。地元の田舎のショップで買ったので秋葉のような所ならもっと安かったでしょうけど...

現在では安価で高性能なIDEドライブがたくさん出回っていることは知っていましたが、私のメインマシンのPowerMac 9500 のような古い機種ではせっかくのUltra-ATA/100 を生かせないと思って半ばあきらめていました。(PCI 版のMac 用ATAカードが販売されていることも知っていましたが、WEB で集めた情報ではそれほど速くないという評判だったので導入に踏み切れないでいました)

ところがあるサイトで
「IBMのDTLA-45GBを増設してみました。
ATA-RAIDカードをPCIに挿して増設。なんのトラブルもなく無事動きました。
かなり速いです。 少なくとも数年前のU2W-SCSIより圧倒的に速いです。静かだし。
起動ディスクにも出来るみたいなので、SCSI-DISKを全部取っ払って、 IDEディスクをさらに増設することに決めました。 Photoshopで300MBぐらいの画像を保存するとき、結構かかっていたのが、 進行バーがスーーーーーッって進んで行くのは見ていて気持ちがいいです。 はやくやれば良かった。」
(以上無断引用---ごめんなさい)

という記述を見つけて「Mac で使えるPCI 版のATA-RAID カードがあるのか」と思い、早速調べてみるとACARD というベンダーからAHARD/66 というカードが販売されており関連した日本のMac ユーザーのサイトもいくつか存在していることが判明しました。価格もMac 用のRAID カードとしては我慢できる範囲内だったのでなけなしの金をはたいて導入することに決めました。

HDD はIBM のDTLA-307060 という60GB/7200回転のものを2台導入しました。
おそるおそる取り付けを済ませ、電源を入れてみるとグレーの画面のままポインタが固まっています。

「げげっ、起動しないじゃん。」
PCI スロットの位置を色々変えてみましたが効果なし。これが噂の(笑)「電源容量問題」か?
何せ私の9500は以下のように拡張しまくっているので、電源容量が不足することも十分に考えられるのです。

 
デバイス
拡張内容
CPU
PowerPC 750/400MHz に換装
メインメモリ
768MB に増設済
内蔵HDD
IBM/DTLA-307060(7200回転)を2台でRAID 0
L2 キャッシュ
512KB(オリジナルのまま)
内蔵CD-ROM ドライブ
松下寿製CD-R ドライブ/CW-7503 に換装
ビデオカード
ATI製 RADEON/PCI 32MB
Ultra SCSI I/F
LOGITEC製/LHA-600
Ultra ATA RAID I/F
ACARD製/AHARD 66 RAID
オーディオ・カード
YAMAHA製/DS 2416
オーディオ・カード
RME製/96/8 24ADA


しかしよくよく調べてみると、原因は電源容量不足ではなくどうもRatoc のUltra-SCSI カードと相性が悪いようです。
そこで7500に挿っているLOGITEC 製LHA-600
というUltra-SCSI カードと交換してみると、何事もなかったかのように起動し始めました。

純正の「ドライブ設定」   でフォーマットして(何故か9.1付属のJ1-2.0.3ではパーティションを切れず、仕方なくJ1-1.8.1を使用)早速お決まりの「ExpressPro-Tools 2.5」 でパフォーマンスをチェックすると、33MB/sec 前後のパフォーマンスしか出ないではありませんか。
どうもUltra-SCSI カードと干渉し合っているようです。(後日追記---9500のような古いマシンではバス・クロックが低すぎてパフォーマンスが出ないらしい)
しかし、外付けのUltra-SCSI HDD には頻繁に使用するデータが大量につまっているため、やむなくこの構成で使い始めることにしました。

でも本当のトラブルはまだ始まったばかりだったのです。

 

 

 

 

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