■旧 OS 搭載機のサウンド装置 - 16ビット/44.1kHz に対応しているかを調べる

Mac は基本的にサウンド機能を標準で搭載しています。
サウンド機能とは、サウンド入出力端子の装備やサウンドの再生・録音機能です。
ただしその機能は機種によって多少差があり、一般に初心者向けの入門モデルは簡略化されており中級・上級者向けの機種は充実している傾向があります。(古い機種ほどその傾向が顕著です)
例えば PowerMac 7500 は 16bit/44.1kHz でのステレオ録音に対応していますが、LC630 は対応していません。
これらは実際に試してみれば分かりますが、Jae Ho Chang 氏の Sound Info というフリーウェアでも調べることができます。
Sound Info という名のアプリには2つあり、どちらを使っても調べることが可能です。

Sound Info 1.1 - Jae Ho Chang 氏作/1997年10月リリース(現在入手困難のようです)
   
Sound Info 1.2 - P. O. Latour 氏作/1997年10月頃リリース

 

▼ Jae Ho Chang 氏作 Sound Info 1.1 のウィンドウ  
←LC630@OS 7.1.2 の図
   
 
   
▼P. O. Latour 氏作の Sound Info 1.2  
 
   
▼機能比較表  
ハードウェアの情報 Sound Info 1.1 Sound Info 1.2
内蔵装置:ステレオ再生の可否
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内蔵装置:ステレオ音を内蔵のモノラルスピーカ用にミキシング可能か
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内蔵装置:ステレオ録音の可否
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内蔵装置:録音中に再生可能か
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内蔵装置:16ビットへの対応の有無
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何らかのサウンド入力装置の有無
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内蔵サウンド入力装置の有無
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内蔵装置:ラインレベルの入力が必要か
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内蔵/後付:装置名
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内蔵/後付:非同期録音への対応の有無
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内蔵/後付:内蔵バッファメモリ容量
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内蔵/後付:利用可能なサウンド入力装置
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内蔵/後付:対応サンプルレート
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内蔵/後付::対応ビット数
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内蔵/後付::対応圧縮機能
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ソフトウェアの情報 Sound Info 1.1 Sound Info 1.2
サウンドマネージャのバージョン
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システムのバージョン
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MIDI マネージャのバージョン
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QuickTime のバージョン
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複数チャンネルへの対応
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ディスクからの再生の可否
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16ビットへの対応の有無
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サウンド入力マネージャの有無
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ディスクへの直接録音
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現在割り当てられているチャンネル数
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CPU への最大負荷 (%)
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現在の CPU への負荷 (%)
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8bit/22.05kHz で録音された音は音質的にかなり劣るものですから、いくら音質にはこだわらない人でも 16bit/44.1kHz でのステレオ録音に対応した Mac で作業を行いましょう。
音質にこだわるなら後付のサウンド・ボードは必須ですが、Mac に標準で搭載されている入力装置でもそこそこの音質で録音可能です。

 

■旧 Mac OS のサウンド機能

■サウンドマネージャ、QuickTime、サウンド コントロールパネル、モニタ&サウンド コントロールパネル
旧 Mac OSの サウンド機能を司っているのはサウンドマネージャというソフトです。

これは OS に標準搭載されてきましたが、平行して QuickTime とともに配付されました。
実際の入出力の設定はサウンド コントロールパネルもしくはモニタ&サウンド コントロールパネルで行います。
以下にバージョン7.5.3から9.2.2までの OS と共に表にしてみました。

▼Mac OS
サウンドマネージャ
サウンド コンパネ
モニタ&サウンド コンパネ
漢字 TALK 7.5.3
(QuickTime 2.1 同梱)
3.2.0
J2-8.0.5
J1-1.1
漢字 TALK 7.5.5 UPG
(QuickTime 変更なし)
3.2.0
J2-8.0.5
J1-1.1.1
Mac OS 7.6
(QuickTime 2.5 同梱)
3.2.1
J2-8.0.5
J2-1.1.2
Mac OS 7.6.1 UPG
(QuickTime 変更なし)
3.2.1
J2-8.0.5
J1-1.2
Mac OS 8.0
(QuickTime 2.5 同梱)
3.2.1
J2-8.0.5
J1-1.3
Mac OS 8.1 UPG
(QuickTime 変更なし)
3.2.1
J2-8.0.5
J1-1.3.3
Mac OS 8.5
(QuickTime 3.0.2 同梱)
J3-3.3
J2-8.0.5
J1-1.4.2
Mac OS 8.5.1 UPG
(QuickTime 3.0.2 変更なし)
J3-3.3
J2-8.0.5
J1-1.4.2
Mac OS 8.6
(QuickTime 3.0.2 同梱)
J3-3.3
J2-8.0.5
J1-1.5
Mac OS 9.0
(QuickTime 4.0.3 同梱)
J1-3.5.1
J2-8.1.2
 
Mac OS 9.0.4 UPG
(QuickTime 4.0.3 変更なし)
J1-3.6.4
J2-8.1.3
 
Mac OS 9.1 UPG
(QuickTime 4.1.2 同梱)
J1-3.6.5
J1-8.5.2
 
Mac OS 9.2.1 UPG
(QuickTime 5.0.2 同梱)
J1-5.0.2
J1-8.5.6
 
Mac OS 9.2.2
(QuickTime 5.0.2 変更なし)
J1-5.0.2
J1-8.5.6
 
※サウンドマネージャは3.2.1まではファイルとして存在しない( QT を別途インストールすると現れる)
 OS 8.5 からファイルとして存在するようになる
※モニタ&サウンドは漢字 TALK 7.5.2 では「サウンド&ディスプレイ」と呼ばれており、また OS 8.5〜8.6までの間タイトルバーに「マルチスキャンディスプレイ」と表示されていた。OS 9 以降はサウンド コントロールパネルに併合された。
※表を見て分かるとおり、サウンドマネージャは OS と言うより QuickTime の同梱物である。
※サウンド コントロールパネルには J1-8.5.8 というバージョンが存在する。(Mac OS CPU Software 5.8)
 
▼QuickTime
サウンドマネージャ
 
J1-2.5
J1-3.2.1
J1-3.0〜J2-3.0.2
J2-3.3〜J3-3.3
J1-4.0
J1-3.4
J1-4.1.2
J1-3.6.5
J-5.0.2〜J-5.0.5
J1-3.6.7
J-6.0.3
J1-3.7.1

 


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