PART2

 

アナログ・ディスクは見るとわかりますが、柔らかい材質でできており、しかも大変静電気を帯びやすいです。正直材質の選択に失敗しており、だめな規格です。
とは言え今更歴史は変えられません。
だめな規格でもちょっとした注意を守ればびっくりするような音を(もちろん機材に応じて)出してくれます。
面倒くさがらずに手間をかければ、それなりに応えてくれるのです。
以下の注意事項はすべて当たり前のことを敢えて書き出してみたものです。

持つときはディスクの端か中央のレーベル面を持ちます。音溝の彫ってある部分は絶対に触ってはいけません。
 万が一触ってしまった時はディスクに指紋がついています。
 
指紋は手の脂ですので放っておくとカビの原因となります。必ずレコード・クリーナー等で拭き取っておきましょう。

ターンテーブル以外の場所に置いてはいけません。(埃を付着させないため)
  どうしても一時的に置く場合は埃のない清潔な場所であることを確認してから置きます。
 その場合は水平で安定した場所であることを確認して下さい。(落として破損しないため)

落としたりぶつけたりしてはいけません。
 当たり前のことですが、傷をつけてしまったらほぼ確実にノイズの原因になります。
 割れてしまった場合はあきらめるしかありません。

埃の多い場所では使わないようにしましょう。
 袋から出す前にターンテーブルおよびその周辺の埃を取っておきましょう。
 また袋そのものに埃が付着する場合がありますので注意して下さい。

針は定期的に換えましょう。
 レコード針は高価なものですので頭が痛いですが、貴重なアナログ・ディスクを損傷する可能性があります。
 針はまだお金を出せば買えますが、あなたの持っているアナログ・ディスクと同じクォリティーの盤は2度と手に入らないかも知れません。

使用回数を最小限にしましょう。
 アナログ・ディスクはその性質上かけるたびに少しずつ劣化していきます。
 接触式メディアの宿命です。
 CD-RやDATに録音してふだんはそちらを聴きましょう。

保管は専用の袋に入れ、その後ジャケットに入れます。必ず垂直な状態で立てて保管します。
 
垂直にまっすぐな状態で立てかけておかないと、盤がそってしまいます。
 また保管時は埃の影響を受けないよう所定の袋に入れてその後ジャケットに入れ、ジャケットは厚手のビニールに入れます。
 湿気の多い場所は避けましょう。かといって直射日光が当たる場所は厳禁です。

 

以上の7つの事項を守っていればそれほど大きなトラブルはないはずです。
私の所有しているアナログ・ディスクは購入してから20年以上経っているものばかりですが、ほとんどは購入時から大きく劣化していません。
「ほとんど」というのは中にはパチパチノイズが増えてしまったものもあるからです。
次のページではノイズを減らす方法について考察してみます。

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送