■アーティスト:BREAD (ブレッド)
■アルバム名:LOST WITHOUT YOUR LOVE

管理人の評価:★★★★★

 

■ディスコグラフィー
Lost Without Your Love (1977)
その他コンピレーション盤
ライブ等

 

 

 
基本データ
 
■リリース: 1977年1月
■プロデュース: デイヴィッド・ゲイツ (協力プロデューサー/ジミー・グリフィン)
■録音場所: Elektra Sound Recorders, Hollywood
■チャート: 全米26位
 
曲目
 

A面
1. Hooked on You (Gates)  シングルカットされたが全米60位までしか上がらなかった。決して悪い曲ではないと思うが、決定的な魅力に欠けるのが災いしたのか。
2. She's the Only One (Griffin/Royer)  グリフィン/ロイヤーの傑作の一つ。エレクトリック・ギターのボリューム奏法が印象的だ。
3. Lost Without Your Love (Gates)  アルバムに先駆けてリリースされたシングルで全米9位の大ヒットとなった。
4. Change of Heart (Gates/Griffin)  美しいメロディーで完成度は高い。
5. Belonging (Gates)  アコギとストリングスに典型的なデイヴィッド節。こういう曲をやらせたらやはり天下一品である。
6. Fly Away (Griffin/Royer)  今一つ印象に残らない曲。
B面
1. Lay Your Money Down (Gates)  デイヴィッドによる元気の良いロック・ナンバー。
2. The Chosen One (Gates)  間奏のキーボードソロに時代の移り変わりを感じてしまう。
3. Today's the First Day (Griffin/Royer)  この曲なんかもギターのプレイ、サウンドに新たな時代が感じられる。ストリングスがメロトロンっぽい音だ。
4. Hold Tight (Gates)  これは中々よい曲。これもエレクトリック・ギターのカッティングがいかにも70年代後半。
5. Our Lady of Sorrow (Griffin/Royer) フェイザー?のギターバッキングがやたら耳に残る曲。

 
メンバー
 

David Gates - vocals, guitar, bass, keyboards
James Griffin - vocals, guitar, keyboards
Larry Knechtel- guitar, bass, keyboards
Mike Botts - drums

 
アルバム内容
 

ブレッドのラスト・アルバムであり、ポートレートに飾られたセピア色のメンバーの写真が意味深に感じられる。デイヴィッドを中心に写った写真を見るとうまくいっているバンドのように見えるのだが。
このアルバムの前までグループは解散状態だったが、その間にリリースされた2枚のベスト盤のセールスが好調だった(1枚目は全米2位の大ヒットとなった)ため、所属レーベルのエレクトラが新作の打診をメンバーにしたところ4人とも応じたのだった。
アルバムは今までの流れを踏襲しつつも時代に合わせてやや都会っぽい感じに仕上がっている。後の AOR 的な音の先駆けの一つだろう。
元気の良いロック風の音は今作ではなりを潜めている。

 
曲別の人気度
 
ブレッドのアルバムのうち最も冷遇されているのがこの Lost Without Your Love かも知れない。
人気のほとんどがタイトル・トラックに集中しているのに対し、他は Hooked On You と She's The Only One が僅かに支持を集めるのみで、大半が無視されている感じである。
このアルバムだけ制作時期が離れていて少し雰囲気が異なるため、それが原因なのかも知れない。
 

 

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