CRYSTAL LADY
TOSHIBA EMI
EMS-65001/65002
2LP
SETS
Side
1
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Side
2
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Side
3
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Side
4
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1.
Heartbreaker
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2.
If
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2.
Rosewater
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3.
In A Station
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3.
Feeling Best
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5.
Lullaby
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6.
Leaving
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8.
If We Try
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見開きジャケットの内側のフォト
レコードを入れる紙袋に印刷されたフォト
このアルバムは私をオリビアの大ファンにした決定的な一枚です。本当に数え切れないくらい聴きました。彼女は74年初頭までの3年間オーストラリアのフェスティバル・レコーズのパイ・レーベルに所属していましたが、74年に入って EMI と契約しました。パイ・レーベル時代は日本ではポリドールが販売権を持っていて、1st アルバムと数枚のシングルをリリースしましたがほとんど売れないまま廃盤となっていました。その頃活動の拠点だったイギリスでは3枚のアルバムと8枚のシングルをリリースしそこそこの成功を収めていましたが、決定打に欠ける状況でした。EMI に移籍する少し前にシャドウズのジョン・ロスティルが書いた Let Me Be There がアメリカで大ヒット(イギリスでも先行してシングル・カットされたが全く売れなかった)となり、またシャドウズのブルース・ウェルシュと別れた後付き合い始めたアメリカ人ビジネスマンのリー・クレーマーの影響もあって、ちょうどアメリカに心が傾きかけていた頃でした。まさにそんな時にユーロビジョン・ソング・コンテストのイギリス代表に急きょ選ばれ、オリビアはもう一度母国のイギリスに賭けてみることにしたのです。パイから EMI に契約を移したのはそんな状況の頃でした。 EMI は日本に資本参加したばかりの東芝 EMI という関連会社があったため、移籍後のオリビアのレコードは日本では東芝 EMI から発売されることになりました。さてイギリスの EMI はパイ・レーベル時代のオリビアのアルバムを再リリースすることはせず、1枚の編集アルバム(First Impressions)にまとめてリリースしました。日本の東芝 EMI もこれにならって同じ内容のものをジャケットを変更して Let Me Be There としてリリースしました。これは日本でのオリビアの認知度がまだ十分でなかったことやアメリカで Let Me Be There が大ヒットしたことを受けての日本側の判断だったのだろうと思います。その後オリビアはアメリカで大ヒットを連発しグラミー賞を始めとするたくさんの賞を受賞したため、日本での人気もうなぎ上りに上昇していきました。そうした人気の急上昇を受けて東芝 EMI は76年の10月に初期3枚のアルバムからの編集盤を追加リリースしたのです。これは日本独自の編集盤で2枚組 LP という力の入ったものでした。 "CRYSTAL
LADY" は前述のとおり1st アルバムと2nd アルバムと3rd アルバムからの編集盤です。 1st からは 'No Regrets'
が省かれ、2nd からは 'Winterwood'、'Changes'、'What Is Life'、'Everything I Own'
の4曲が省かれ、3rd からは 'Amoureuse'、'Brotherly Love'、'Music Makes My Day' の3曲が省かれており、
代わりにシングル盤でしか聴けなかった、'It's So Hard To Say Goodbye'、'Would You Follow Me'、'Maybe
Then I'll Think Of You' が追加されています。(東芝 EMI の英断!) このアルバムには私に今なお聴き続けさせる美しい曲がたくさん含まれています。このアルバムの曲には時の流れとともに色褪せない何かがあるように思います。'Love
Song' と 'Biggest Clown' が収録されていないのは残念ですが... ところで1994
年に "48 ORIGINAL TRACKS" というタイトルの2枚組CDが発売されましたが、その内容はこの"Crystal
Lady"に酷似しています。 |
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