US Front US Back
US Side1 US Side2
MCA / MCA-2148 (US Original)
 
UK Front UK Back
UK Side1 UK Side2
EMI / EMA 774 (UK)
 
Japan Front Japan Back
Japan Side1 Japan Side2
JP Promo Side1 JP Promo Side2
TOSHIBA EMI / EMS-80366 (Japan)
 
Japan Box Set Front Japan Box Set  Back
Japan Box Set Side1 Japan Box Set Side2
TOSHIBA EMI / EMS-81564 (Japan 1983 Reissue)
 

■米英日三者の違いについて
ジャケット写真の色合いについて、オリジナルの米盤に英盤は似ていてほんの少し赤みが弱められた感じです。 日本盤はもっと彩度とコントラストが強められた感じ、印象としてはレベル補正をかけ少し彩度を上げ、シャープネスをかけたように見えます。
3枚とも全て見開きジャケットであり、日本盤のみポスターが付属しています。
オリジナルの米盤と日本盤は表ジャケットと裏ジャケットが上下逆になっていますが英盤はそのようなことはありません。
見開きジャケットの内側は全曲の歌詞とクレジットが印刷されています。 ここでもオリジナルの米盤と日本盤は類似が見られ、それぞれの歌詞の終わりに曲の著作権団体名と年度、そして Used by permission. All rights reserved. の表記があります。英盤は Lyrics reproduced by kind permission of 著作権団体名となっており、年度表記はありません。
右端の収録曲の表示はオリジナルの米盤が一番詳細まで表記。(曲名、作者、出版社、収録時間、BMI or ASCAP)日本盤は収録時間不掲載以外は米盤と同じです。 英盤は出版社とBMI or ASCAPが不掲載以外は米盤と同じです。
米盤と日本盤はファンレターの宛先が掲載されていますが、英盤はありません。 英盤と米盤は原盤権の所有者が異なって表記されており、英盤は P 1975 Olivia Newton-John となっていますが、米盤は P 1975 MCA Records. Inc, となっています。日本盤には原盤権の所有者明示がありません。

音質的には米盤がベストですが、英日もそれ程悪くありません。一番不利な日本盤は収録時間が短いことを利用してカッティングレベルが上げられており、生々しい音になっています。アルバムの録音としてはややヒスノイズが目立つと思います。日本盤のボックスセットは他のアルバムと同様今までのプレスの続きですので全く期待できませんし、実際鮮度に欠ける音だと思います。

 

 

US CD Front US CD Back
MCA / MCAD-5882 (1986 US CD)
 
AUS CD Front AUS CD Back
Festival / D35704 (1998 AUS CD)
 
Japan Papersleeve CD Front Japan Papersleeve CD Back
Universal / UICY-94711 (2010 Japan Papersleeve CD)
1998年のオーストラリアと2010年の日本のCDは大音圧リマスターですのでおすすめしません。アメリカの MCAD シリーズがおすすめです。このアルバムからオリジナルマスターはMCAですのでその点からもUS盤をおすすめします。AUS盤はひたすら大音圧、日本盤はそれに加えて低音をブーストしてあり、重低音が好きな人にはよいかも知れません。アルバム・ジャケットについては英盤を再現した上記の日本盤紙ジャケットCDがよいです。オーストラリア盤CDもオリジナルの雰囲気を残しつつ曲名が分かりやすいので許容範囲ではないでしょうか。印刷、デザインともに米盤はよくないのですが、肝心の音が一番自然なのです。

 

 

 

Side One
Side Two
1. Something Better To Do / 秋風のバラード
1. Crying, Laughing, Loving, Lying / 愛らしい嘘
2. Lovers / 愛しあってた二人
2. Clearly Love / クリアリー・ラヴ
3. Slow Down Jackson / スロウ・ダウン・ジャクスン
3. Let It Shine / レット・イット・シャイン
4. He's My Rock / ヒズ・マイ・ロック
4. Summertime Blues / サマータイム・ブルース
5. Sail Into Tomorrow / 夢のかなたへ
5. Just A Lot Of Folk (The Marshmallow Song) / 忘れられた人々
 
6. He Ain't Heavy... He's My Brother / 兄弟の誓い

 

Recorded at EMI Abbey Road Studios, London, England
Recording engineers : Tony Clark and Alan Rouse
Remixed at Air London/Engineer : Michael Stavroes
Mastering Studio : MCA Recording Studio/Engineer : Brian Ingolsby
Produced and Arranged by John Farrar
"Jackson" : Arranged by Graeme Todd/Orchestral arrangements by John Fiddy
A Festival Records International Production

 

Musicians
Keyboard Graeme Todd
Electric Guitars John Farrar
Acoustic Guitars John Farrar, Terry Britten
Steel Guitar B.J. Cole
Drums Brian Bennett
Bass Alan Tarney
5-string Banjo Keith Nelson
Bass Guitar David Olney on "Summertime Blues"
Vocal Bass Mike Sammes on "Summertime Blues"
Vocal Group

Claire Tory, Vicki Brown, Pat Carroll,
Margo Newman, John Farrar

Other Contributors
Photos Charles Bush
Art Directions George Osaki
Graphic co-ordinator Larry Marmorstein
Hair stylist Arthur Johns

 

 

Inner Photos
 
上記のとおり見開きジャケットの内側に写真が印刷されているのですが、どれも粗い画像です。
このアルバムはライナーノーツの裏が小型の ポスター になっています。

 

■コメント
1975年10月にアメリカで発売された彼女の6枚目のアルバムです。(イギリス、日本では11月に発売)
ただしイギリスでは5月に "Follow Me/Summertime Blues" のシングルが、アメリカでは9月に "Something Better To Do/He's My Rock" のシングルが発売されていることから録音自体は75年の始めに終わっていたものと思われます。
前のアルバムの大ヒットや3月のグラミー賞受賞もあってオリビアを取り巻く環境は最高だった訳ですが、アルバム自体が地味だったこともあり、セールス的にはやや後退した形になりました。(とは言え全米チャートで12位まで上がりましたが)
どちらかと言うとアメリカやイギリスよりも日本で受けたアルバムです。叙情的なところがマッチしたのでしょうか?

このアルバムは強烈に「秋」を感じさせる内容となっています。発売時期、ジャケットの写真、アルバム全体の曲調等全てが秋っぽいです。収録時間が極端に短いのもこのアルバムの特徴で、3分以上の曲は4曲しかありません。オリビアサイドはアメリカで売れる条件として「多すぎない曲数、長すぎない収録時間」という理解を持っていたのではないかと思います。アメリカで販売された2枚目、3枚目、後の詩小説などを見ると頷けるのではないでしょうか?もしかしたらMCAの意向だったのかも知れません。
また国内盤 LP は非常に大きな音でカッティングされています。アルバムの代表曲がタイトル・トラックではない、というのは "Music Makes My Day" 以来ですね。

■シングル・カット
1975年5月 "Follow Me/Summertime Blues" →チャートインせず
1975年9月 "Something Better To Do/He's My Rock" →全米チャートで1975年1月に13位
1975年12月 "Let It Shine/He Ain't Heavy...He's My Brother" →全米チャートで1976年1月に30位(C&W チャートでは5位)

 

 

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