長年使ってきたプリンターが寿命を迎えたので、買い替えることにしました。
今まで使ってきたのは EPSON PM-2000C という A3 対応の廉価機です。
当時型落ちを¥26,000 で購入したのでした。
EPSON の純正用紙が山ほど余っているので次も EPSON にしようと考え、候補を PX-G5100、PX-5500、PM-3700C
の3機に絞りました。
今まで PowerMac 9600 に繋いで印刷してきたので同様に繋げられるものが望ましく、Mac OS 9 対応が必須です。
さすがにミニDIN8pin コネクタのプリンタは新品入手が不可能なので、USB か Firewire で繋げられるもので OS9 対応かつ
A3 対応機を探したところ、前述の3機種になった訳です。
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用紙対応
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インク
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おおよその価格
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備 考
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PM-3700C |
A3ノビ
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染料
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¥23,000
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2002年11月発売、ソフトウェア
RIP オプション |
PX-G5100 |
A3ノビ
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顔料
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¥52,000
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2006年2月発売、生産終了 |
PX-5500 |
A3ノビ
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顔料
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¥67,000
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2005年5月発売、ソフトウェア
RIP オプション |
機械的には PX-5500 がよいのですが、やはり高価。
ソフトウェア RIP と合わせると10万円を越えてしまいますし、消耗品も金かかりそうです。
正直ソフトリッパーなしで PX-5500 にしようかとも思いましたが、PM-3700C のロングセラーぶりと安価ぶり、PM-2000C
の後継機であることなどから PM-3700C + ソフトリッパーにすることにしました。
で早速購入して SUGOI CARD の USB ポートに繋げてドライバ経由で QuickDraw 印刷してみます。
するとあっけなく印刷成功!
「何だ、楽勝じゃん」と安心しました。
次に CPS ソフトリッパーで印刷してみます。
すると動作はしているようなのですが、プリンタが動き出しません。
「???」
説明書を何度も見直しながら色々設定を変えてみますが、プリンタはウンともスンとも言いません。
このソフトには Q&A 集という PDF ファイルが付属していて原因として
1. CPSサーバーが起動していません。
2. プリンタドライバの設定が間違っています。
3. プリンタが印刷できない状態です。
4. プリンタとコンピュータを接続するケーブルが外れています。
5. コンピュータが印刷処理中です。
6. 印刷に必要なメモリが足りません。
7. アプリケーションソフトウェアの使用メモリが足りません。
8. プリントモニタの中に、以前に印刷を中止した時の印刷データが残っています。
の8つがあげられていますが、いずれも該当しないようです。
やはり旧型 Mac で怪し気な PC 用 USB カードだからか?とアンインストールして MDD にインストールし直してみますが、結果は同じ。
プリンタドライバ経由では印刷できるのですが、ソフトリッパー経由では印刷できません。
「うーん、困った」ともう一度マニュアルを最初から読み返してみます。
すると、インストール時の説明に「[簡易インストール]であることを確かめます。」という一文を発見。
その下にも「初めてインストールする場合は[簡易インストール]でインストールすることをお勧めします。」と書かれています。
私はソフトをインストールする時は余分なものを入れられないようカスタムインストールするようにしています。
今回もいつもどおりカスタムインストールしていたのですが、[プリンタファイル]の項目は関係ないプリンタを選択しないでインストールしていました。(下図)
基本的に誤った操作ではないはずですが、念のため[簡易インストール]でインストールし直してみることにしました。
ついでに [CPSサーバー]のメモリ割り当てを倍にしてみました。
で印刷してみると、何と無事印刷できるではありませんか!
「どないなっとんじゃい?」
どうも[簡易インストール]と[カスタムインストール]の違いでインストールできなかったようです。
もしかしたらメモリの割り当ての問題かも知れませんが、無事印刷できるようになったため深くは追求しないことにしました。
それにしても、新しい機器やソフトウェアの導入時は必ずと言ってよいほどトラブるのは何故なんでしょうね?
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