■ペンツール
ペンツールと言えば Photoshop ではなくIllustrator です。
Illustrator 上に画像を配置してペンツールでパスを描く作業は「トレース」と呼ばれており、ポピュラーな手法です。
Illustrator でもこの方法で画像の切り抜きが可能ですが、一般にはロゴデザインや手書きのイラスト等をスキャナーで画像にし、それをトレースして色を付けて仕上げる、という使い方が多いようです。


1. ここでも Photoshop の時と同様 ZIPPO ライターの画像を例にあげます。
右は
Illustrator でライターの元画像を配置したところです。
配置した画像はロックして動かないようにしておきます。
新規レイヤーを作った方が分かりやすいかも知れません。
Illustrator のバージョンは9.0で説明しますが、他のバージョンの方は適宜読み換えて下さい。

   
2. 作業がしやすいようにウィンドウをを拡大表示します。
Photoshop の時と同様です。
   

3. ペンツールを選択します。(赤く囲んだツール)
左からバージョン7.0.1、
8.0.1、9.0.2、10.0.3 の Illustrator ですが、ここでは9.0.2で説明しますので他バージョンの方は適宜読み換えて下さい。

   
4. ペンツールで Photoshop の時と同様にパスを描いていきます。
そのままだとうまくトレースできない時は、1段階戻って最後のアンカーポイントにペンツールを近付けると、[option]キー(Windows の場合[Alt]キー)を
押さなくてもペンツールのアイコンが に変わります。
アイコンが変わったところでアンカーポイントをクリックして曲線の方向を変更します。

Illustrator の場合、カーソルをアンカーポイントに近付けると[アンカー]と文字が表示されます。(スマートガイド ON 時/ Ver.8以降)
方向の変更にいちいちキーボードを押さえなくてもよいし、さすがペンツール主体のベクトル・ソフトは違います。
慣れるとすいすいトレースできます。
   
5. パスを作成し終わったら、下絵の配置画像のロックを解除し、パスと配置画像の両方を選択します。
   

6. [オブジェクト]メニューから[クリッピングマスク]-[作成]を選びます。
こうするとパスを切ったオブジェクトだけが切り抜かれます。

   
7. クリッピングマスクの作成を行ったところ。
きれいに切り抜かれています。
   
8. 試しに Photoshop の時と同じ背景を最背面に置いてみましたが、ちゃんと切り抜かれていることが分かります。

 

 

 

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