グルジェフ関連の書籍
私が昔購入したものを列挙した。
最近は全く買っていないので、新しいものは掲載されていない。
コメントはあくまで私個人の意見であって異なる見方が存在することをお断りしておく。

 

■グルジェフ自身の著作

タイトル:ベルゼバブの孫への話
副題:人間の生に対する客観的かつ公平無私なる批判
著者:G. I. グルジェフ
訳者:浅井雅志

発行所:平河出版社
ISBN:4-89203-182-8
定価:7,500円(※2008年現在7,646円)
ページ:本文755/全部787
カバーデザインのクレジット:装丁/春井 裕
判型:A5判(148 x 210mm)ハードカバー(※中身はやや縦が短い)
第一刷発行:1990年8月5日
原題:BEELZEBUB'S TALES TO HIS GRANDSON
副題:An Objectively Impartial Criticism of the Life of Man
著者:G. I. Gurdjieff

「何世紀にもわたって人間の中に根付いてきたこの宇宙に存在するすべてのものに関する信念や見解をいかなる妥協も許さず情容赦なく読者の思考および感情の中から駆逐する」ために書かれた本。
「全てと何もかも」という言葉に表されるように、ありとあらゆることについて全く独自の視点から語られており、決定的名著だと思う。
基本的には惑星地球に生息する人類がいかにこっけいで異常であるかが様々な視点から述べられており、カラタス星人のベルゼバブが宇宙船内で孫のハセインに対して語る話、という体裁をとっている。
思いもよらない様々な概念に目を向けさせられる驚きの書物であり、読み返す度に新たな発見がある。
グルジェフという人の底知れなさを感じさせる驚異の本だ。
 

タイトル:注目すべき人々との出会い
著者:G. I. グルジェフ
訳者:星川 淳

監修者:棚橋一晃
発行所:めるくまーる
コード:0010-77126-8326 (※ISBN:4-83970-014-1)
定価:1,700円(※2008年現在2,310円)
ページ:本文387/全部405
カバーデザインのクレジット:カバー/高田印刷株式会社
判型:四六判(127 x 188mm)
初版第一刷発行:1981年12月28日
初版第二刷発行:1983年11月10日
原題:Meetings with Remarkable Men
著者:G. I. Gurdjieff

「新たなる創造を始めるにあたって必要とされる素材を読者に提供し、それが健全かつ上質のものであることを証明する」ために書かれた本。
グルジェフが "REMARKABLE" (非凡である)と認めるかつて出会った人たちについて書かれた本であり、前作とは全く異なる印象を与える。
日本で初めて翻訳・出版されたグルジェフの著作であるが、やはり第1作目のベルゼバブを最初に出すべきだったし、訳者が分かれたのも残念。
 

タイトル:生は<私が存在し>て初めて真実となる
著者:G. I. グルジェフ
訳者:浅井雅志

発行所:平河出版社
ISBN:4-89203-233-6
定価:2,500円(※2008年現在2,548円)
ページ:本文255/全部277
カバーデザインのクレジット:装丁/春井 裕
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
第一刷発行:1993年8月5日
原題:Life is real only then, when "I am"
著者:G. I. Gurdjieff

「現在人間が知覚している架空の世界ではなく、現実に存在している真の世界を読者がその思考および感情の中で幻想にとらわれずに真に理解するのを助ける」ために書かれた本。
大変興味深い本なのだが、肝心な点がはぐらかされており執筆途中で投げ出されたような印象を受ける。
内容的には2作目で大きく変わった方向性がまた戻されたような感じか。
 
タイトル: Beelzebub's Tales to His Grandson
著者: G. I. Gurdjieff

発行所:A DUTTON PAPERBACK
ISBN:0-525-47348-3
価格: $9.95(※購入時)
ページ::410+402+428
Copyright 1950 by G. Gurdjieff, renewed 1978
This paperback edition of Beelzebub's Tales to His Grandson first published 1973 by E. P. Dutton
Printed in the U.S.A.
Library of Congress Catalog Card Number 50-5848
コメント:かつて売られていたペーパーバック版で、gemchania の名前が登場しない。
当時3冊で1万円ちょっとした記憶があり、 舐めるように読んだ本だ。
グルジェフに興味を持った人はぜひ英語版も読んで欲しい。
日本語版では見えなかったことも見えてくるだろう。
製本が酷くてページがバラバラ取れてくるのは×だが、紙質や印刷はよい。
 

タイトル:Meetings with Remarkable Men
著者:G. I. Gurdjieff

発行所:E. P. Dutton & Co., Inc.
ISBN:0-525-47242-8
価格:$6.95(※購入時)
ページ:11+303
Copyright 1974 by Triangle Editions
This paperback edition of Meetings with Remarkable Men first published 1969 by E. P. Dutton & Co., Inc.
Printed in the U.S.A.

コメント:かつて売られていたペーパーバック版。
実はこの英語版はほとんど読んでいない。
この二作目は読み物としては面白いのだが、やはり一作目程の深みはない。
私の買った左写真のペーパーバックは紙質が悪く安っぽい。
 

タイトル:Life is real only then, when "I am"
著者:G. I. Gurdjieff

発行所:E. P. Dutton
ISBN:0-525-14547-8
価格:5,100円(※購入時)
ページ:12+177
Copyright 1975, 1978 by Triangle Editions, Inc.
Library of Congress Catalog Card Number 81-65602
Printed in the U.S.A.

コメント:かつて売られていたハードカバー版。
"Beelzebub's Tales" もそうなのだが英文自体はそれほど難しくない。
外国人向けに平易に書かれたのかと思える程だ。
製本や紙質、印刷はよい。
 

タイトル:The Herald of Coming Good
副題:First Appeal to Contemporary Humanity
著者:G. I. Gurdjieff

発行所:SURE FIRE PRESS
ISBN:0-916411-72-9
価格:3,210円(※購入時)
ページ:89
Printed in the U.S.A.

コメント:グルジェフは後年この本を読まないように言っていたらしく、日本語版も出ていない。
三部作とは全く別の経緯で書かれたもので、初版は1933年パリで出版されたようだ。
 
■グルジェフの講義集

タイトル:グルジェフ・弟子たちに語る
著者:G. I. グルジェフ
訳者:前田樹子

発行所:めるくまーる
コード:0011-77145-8326 (ISBN:483-97002-9-X)
定価:2,200円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文394/全部419
カバーデザインのクレジット:カバー/株式会社トクダエンタプライゼス
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版第一刷発行:1985年9月20日
原題:Vies From the Real World : Early Talks of Gurdjieff as Recollected by His Pupils
著者:G. I. Gurdjieff

コメント:これは実際にはグルジェフが執筆した本ではなく、彼が講義で語った言葉を弟子が編集して一冊の書物にまとめたものである。
貴重な内容を多く含んでおり、絶版なのは残念だ。
ただ内容的に重要なのでそのうち復活するのではないか、と個人的には思う。
 
■グルジェフに関する書物(おすすめ)

タイトル:奇蹟を求めて
著者:P. D. ウスペンスキー
訳者:浅井雅志

発行所:平河出版社
コード:0010-81041-7164 (ISBN:4-89203-038-4)
定価:1,900円(※2008年2月現在2,242円)
ページ:本文592/全部606
カバーデザインのクレジット:装丁/中垣信夫
判型:四六判(127 x 188mm)
第一刷発行:1981年2月25日
第五刷発行:1982年10月20日
原題:In Search of the Miraculous
副題:Fragments of an Unknown Teaching
著者:P. D. Ouspensky

コメント:80年代初頭に日本で発売され一部の人々に大きな衝撃を与えた書物。
日本にグルジェフ熱を大きく生み出した最初の日本語の本と言ってもいいと思う。
書物の大半をグルジェフの言葉が占めており、その分野に興味を持つ人にとっては大変衝撃的な内容になっている。
複雑なグルジェフの思想がウスペンスキーの手によって大変分かりやすくまとめられている重要な本。
 

タイトル:魁偉の残像
副題:グルジェフと暮らした少年時代
著者:フリッツ・ピータース
訳者:前田樹子

発行所:めるくまーる
コード:0023-77150-8326 (ISBN:4-83970-034-6)
定価:1,800円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文274/全部287
カバーデザインのクレジット:カバーデザイン/奥山 孜
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版第一刷発行:1987年2月20日
原題:Boyhood with Gurdjieff
著者:Fritz Peters

コメント:アメリカ人のフリッツ・ピータースという人が少年時代にフランスでグルジェフと暮らした時のことを本にしたもの。
素のグルジェフの姿が捕えられており大変興味深く、読み物としても面白い。
貴重なエピソードが満載されているのだが、何故か絶版になっているようだ。
 

タイトル:グルジェフと共に
著者:トーマス・ド・ハートマン オルガ・ド・ハートマン
訳者:前田樹子

発行所:めるくまーる
コード:0023-77159-8326 (ISBN:4-83970-034-6)
定価:1,800円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文278/全部291
カバーデザインのクレジット:装幀/佐藤 純
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版第一刷発行:1988年12月20日
原題:Our Life with Mr. Gurdjieff
著者:Thomas and Olga de Hartmann

コメント:グルジェフの音楽を世に出した功労者であるピアニストのトーマス・ド・ハートマンと夫人のオルガ・ド・ハートマンの共著である。
革命下の混乱したロシアから逃げ出してくる時の様子が書かれている。
ここでも素のグルジェフの姿が描かれている。
貴重なエピソードが満載されているのだが、何故か絶版になっているようだ。
 
■グルジェフに関する書物(その他)

タイトル:回想のグルジェフ
副題:ある弟子の手記
著者:C・S・ノット
訳者:古川順弘

発行所:コスモス・ライブラリー
ISBN:4-434-01702-0 C0011
定価:2,400円(※2008年2月現在2,520円)
ページ:本文391/全部398
カバーデザインのクレジット:装丁/清水良洋
判型:四六判(127 x 188mm)
第一刷発行:2002年1月18日
原題:Teachings of Gurdjieff
副題: A Pupil's Journal
著者:Charles Stanley Nott
コメント:あまり印象に残らない本。
著者のノットはアメリカ人の A. R. オレイジを通じてグルジェフのことを知ったため、オレイジの発言が多数引用されている。
オレイジの「ベルゼバブ」に対する解釈にかなりページ数が割かれている。

 
タイトル:覚醒への戦い
著者:コリン ウィルソン
訳者:鈴木建三 君島邦守

発行所:紀伊国屋書店
ISBN:4-314-00360-X
定価:1,700円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文176/全部184
カバーデザインのクレジット:なし
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
第一刷発行:1981年8月31日
第四刷発行:1983年6月30日
原題:The War Against Sleep
副題: The Philosophy of Gurdjieff
著者:Colin Wilson
コメント:コリン・ウィルソンはグルジェフを一般の「知識人」に知らしめた人の一人だが、本書を読む限りではやや偏った理解をしているように見える。
正直な所大して重要な本ではないが、いくつか興味深いエピソードが紹介されている。
タイトル:グルジェフ伝
副題:神話の解剖
著者:ジェイムズ・ムア
訳者:浅井雅志

発行所:平河出版社
ISBN:4-89203-316-2 C0010
定価:6,000円(※2008年2月現在6,300円)
ページ:本文602/全部613
カバーデザインのクレジット:装丁/春井 裕
判型:A5判(148 x 210mm)ハードカバー
第一刷発行:2002年3月15日
原題:GURDJIEFF
副題:The Anatomy of a Myth
著者:James Moore
コメント:内容の割に値段が高い
 
タイトル:グルジェフ・ワーク
副題:生涯と思想
著者:K. R. スピース

訳者:武邑光裕

発行所:平河出版社
コード:0010-82057-7164 (ISBN:4-892-03051-1)
定価:1,300円(※2008年2月現在1,528円)
ページ:本文237/全部252
カバーデザインのクレジット:装丁/中垣信夫
判型:四六判(127 x 188mm)
第一刷発行:1982年8月20日
第二刷発行:1982年9月20日
原題:The Gurdjieff Work
著者:Kathleen Riordan Speeth
コメント:内容の大半が「奇蹟を求めて」と重複しており、入手の必要性は薄い
 
タイトル:二十世紀の神秘化ウスペンスキー
著者:
コリン・ウィルソン
訳者:中村正明

発行所:河出書房新社
ISBN:0010-82057-7164 (ISBN:4-309-24172-7)
定価:2,000円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文195/全部201
カバーデザインのクレジット:装幀者/村上光延
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版印刷:1995年9月25日
初版発行:1995年10月5日
原題:The Strange Life of P. D. Ouspensky
著者:Colin Wilson
コメント:ここでも興味深いエピソードがいくつか紹介されているが、根本的にコリン・ウィルソンはグルジェフやウスペンスキーのことをよく理解していないように思える。
本書をグルジェフ絡みで入手する必要性は薄い。
 
タイトル:人間に可能な進化の心理学
著者:
P. D. ウスペンスキー
訳者:前田樹子

発行所:めるくまーる
コード:0011-77173-8326 (ISBN:4-839-70059-1)
定価:1,545円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文154/全部162
カバーデザインのクレジット:なし
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版第一刷発行:1991年3月10日
原題:The Psychology of Man's Possible Evolution
著者:Pieter Demianovitch Ouspensky
コメント:あまり印象に残らなかった本。
個人的な意見だが、ウスペンスキーは日本で評価され過ぎているように思う。
グルジェフと同列に語る人すらいるのだが、私には全く理解できない。
 
タイトル:エニアグラム進化論
副題:グルジエフを超えて
著者:
前田樹子
発行所:春秋社
ISBN:4-393-36371-X C0011
定価:2,781円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文289/全部296
カバーデザインのクレジット:装丁/芦澤泰偉
判型:四六判(127 x 188mm)ハードカバー
初版発行:1994年4月20日
コメント:あまり印象に残らない、装丁のエニアグラムが目立たないデザインも×
ただしそこそこ評価されている本のようなのでエニアグラムを研究したい人にはいいかも。
 

タイトル:グルジェフを求めて
副題:<第四の道>をめぐる狂騒
著者:
W・P・パターソン
訳者:古川順弘

発行所:コスモス・ライブラリー
ISBN:4-434-02912-6
定価:1,800円(※2008年2月現在1,890円)
ページ:本文180/全部185
カバーデザインのクレジット:装丁/清水良洋
判型:四六判(127 x 188mm)
第1刷発行:2003年2月13日
原題:Talking with the Left Hand
著者:William Patrick Patterson
コメント:大きな運動が起こる時には必ず周辺で十全な理解を持たずに模倣して自分こそがオリジナルだと主張する人たちが現れるものだ。
この本では主としてオスカー・イチャーソとクラウディオ・ナランホ、ロバート・アール・バートン、ボリス・ムラヴィエフらの「盗用」の詳細が述べられている。
あまり入手の必要性はない。

 
タイトル:覚醒の舞踏
副題:グルジェフ・ムーヴメンツ
著者:郷 尚文

発行所:市民出版社
ISBN:4-88178-053-0 C0010
定価:2,300円(※2008年2月現在2,415円)
ページ:343
カバーデザインのクレジット:装幀/スワミ・アドヴァイト・タブダール
判型:四六判(127 x 188mm)
初版第一刷発行:2001年6月21日
コメント:これも上のエニアグラムの本と同じであまり印象に残らなかったのだが、著者が独自に追求したムーヴメンツについて詳しく書かれている。
 
タイトル:超宇宙論
副題:魂の科学を求めて
著者:
P. D. ウスペンスキー
訳者:高橋克巳

発行所:工作舎
定価:3,200円(※2008年2月現在絶版)
ページ:本文379/全部389
カバーデザインのクレジット:ブックデザイン/清原悦志、斎藤美和子
判型:A5判(148 x 210mm)ハードカバー
初版発行:1980年8月20日
新装版第一刷発行:1986年3月1日
原題:A New Model of the Universe
著者:P. D. Ouspensky
コメント:あまりに酷い訳で多くの批判を浴びた本。
実際に読んでみても何が書かれているのかさっぱり分からない。(笑)
私は持っていないのだが、はるかにまともな訳書がコスモス・ライブラリーから「新しい宇宙像」という題名で上下刊として発売されているようだ。
 
タイトル:WITNESS
副題:The Autobiography of John Bennett
著者:
John Godolphin Bennett
発行所:Claymont Communications
定価:5,080円(※購入時)
ページ:383
Copyright 1983 The Estate of J. G. Bennett
ISBN: 0-934254-05-2
Printed in the U.S.A.
コメント:ベネットの自伝で内容は濃い。製本も比較的しっかりしている。
 
タイトル:Harmonic Development
副題:The Complete Harmonium Recordings 1948-1949
著者:
Gert-Jan Blom
発行所:Basta Audio Visuals
ページ:143
Copyright 2004 by Basta Audio Visuals, Netherlands
コメント:グルジェフ自身のハーモニウム演奏 CD に付録として付いていたもの
晩年の様子が多くの写真とともに紹介されている。
 
タイトル:Guide & Index to GURDJIEFF'S All and Everything BEELZEBUB'S TALES TO HIS GRANDSON
著者:
不明
発行所:TRADITIONAL STUDIES PRESS
ページ:680
Copyright:TRADITIONAL STUDIES PRESS 1973
First Printing:March 1971
Second printing with minor revisions, December 1973 Third Printing: June 1979
Fourth Printing: July 1987
ISBN: 0 919608 01 9
Library of Congress Catalog Card Number: 73-165106
PRINTED IN ENGLAND BY HAZELL WATSON & VINEY LTD
コメント:グルジェフの "Beelzebub's Tales" を本気で研究する人のためのもの
どの語句が何ページに使われたかをまとめあげただけのものでハードカバーである
 
タイトル:Talks on BEELZEBUB'S TALES
著者:
John Godolphin Bennett
発行所:Samuel Weiser
価格:$8.95 2,420円(※購入時)
ページ:155
Copyright 1977 The Estate of J. G. Bennett
Printed in the U.S.A.
ISBN: 0-87728-680-9
This edition 1988 by Samuel Weiser
Compiled by A. G. E. Blake from the unpublished writings and talks of John G. Bennett
コメント:グルジェフの "Beelzebub's Tales" に対するベネットのコメント
ペーパーバック版
 
タイトル:Gurdjieff/de Hartmann Oriental Suite
副題:The Complete Orchestral Music 1923-1924
著者:Gert-Jan Blom

発行所:Basta Audio Visuals
価格:13,950円(※購入時)
ページ:255
Copyright 2006 by Basta Audio Visuals, Netherlands
ISBN-13: 978-90-811018-1-3
コメント:1923年のパリ公演と1924年のアメリカ公演で使われたグルジェフ/ド・ハートマンのオーケストラ音楽についてまとめあげたもので、A4 よりほんの少し小さな判型のハードカバー本と4枚組 CD から構成されている。
本の方はけっこう豪華な作りで印刷もよい。
貴重な写真や楽譜の一部を掲載しており(その多くはネット上で見ることができるが)、解説も充実している。
以下は写真のほんの一部
4枚組 CD のパッケージ→
中年の頃のグルジェフ→
妻のジュリア・オストロウスキーとの珍しいショット→
 
■その他

タイトル:チベット魔法の書
著者:アレクサンドラ・デビッドニール
訳者:林 陽

発行所:徳間書店
ISBN:4-19-860746-X
定価:1,700円(※購入時)
ページ:本文326/全部333
カバーデザインのクレジット:装幀/川畑博昭
判型:四六判(127 x 188mm)
第一刷発行:1997年8月31日
原題:Magic and Mystery in Tibet
著者:Alexandra David-Neel

グルジェフとは直接関係ないのだが、一般人が書いたもので非常に興味深い内容の本なので紹介する。
アレクサンドラ・デビッドニールは1868年に生まれ1969年に亡くなったフランスの女性旅行家で、まだ独立国家で鎖国政策を布いて外国人禁制だったチベットに潜入したくさんの本を書いた。
女一人で西洋から見たら未開の高地に行くというだけでも驚きだが、本の内容にはもっとびっくりさせられる。さらに驚くのはこのオカルト本がヨーロッパで反響を呼んだこと。(この内容に価値を見出せるだけでもそれなりの準備が必要なのに・・・)
他国に占領されるまでのチベットに「聖ラマ」の教えの一部がが多少なりとも正しい形で広まっていたこと、つまりチベットは秘教文明国家であったことを念頭に置いて読むとこの本がいかに興味深いものであるかを理解できるだろう。
 

 

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